エステにおけるイオン導入器とポレーションの違い
エステサロンを経営していると、どんなエステ機器を導入しようかと悩むことがあると思います。一口にエステ機器といってもさまざまな種類があり、どのエステ機器を使えばどのような効果が期待できるのか、しっかりと把握してからエステサロンで取り入れたいですよね。
また、安全性はもちろんのことですが、施術を受けていただいたらその効果を実感してお客様に満足してほしいもの。そこで今回は、数あるエステ機器の中からイオン導入器に焦点を当て、イオン導入器の仕組みや他の美容機器との違いについてまとめました。エステサロンで取り入れようか悩んでいる方はぜひ参考にしていただきたいと思います。
イオン導入器の仕組み
まずエステサロンで取り入れるようか悩んでいる場合はイオン導入器の仕組みやメリットについて詳しく知っておくことも重要です。イオン導入器を取り入れたとき、使用するエステ機器について詳しい知識を持っていれば安心して施術を受けていただけることにつなげることができるでしょう。まず、イオン導入器とは、電気を使って美容液に含まれる有効成分を肌の深い部分まで届けることが期待できる機器のことです。
電気を使うというと、ピリピリとした痛みを感じるのでは?と不安を感じる方もいるかもしれませんが、弱い電気を使うため強い痛みなどを伴うことはありません。次にどのように美容に有効な成分を届けるのかというと、肌の角質層ではプラスイオン、顆粒層ではマイナスイオンが多い状態であり、そのためその間で弱い電気が流れているのだとか。
その電気は、美容液に含まれる有効成分が肌の奥深くに届くことを妨害してしまうため届きにくくなってしまうといわれています。イオン導入器を使うと、電気の力を利用して肌の中のその電気の壁を弱め有効成分を届けることが期待できるのです。イオン導入器のメリットは、美容液に含まれるイオン化することができる有効成分を届けるのにぴったりな機器だということ。また、針を使わなくてもいいというところからお客様に安心して施術を受けていただけるという点もメリットといえます。
また、針を使わなくてもいいというところからお客様に安心して施術を受けていただけるという点もメリットといえます。
導入できる有効成分
イオン導入器を使って導入できる有効成分は、イオン化できるものに限られています。
また、コラーゲンなどの分子が大きめのものはイオン導入器では導入できません。
イオン導入できる有効成分は、炎症をおさえる効果が期待できるトラネキサム酸、くすみやしみの改善が期待できるビタミンCなどさまざまなものがあります。
イオン導入の痛みは?
施術を受けようか迷っているお客様の中には、イオン導入器を使用したときの痛みが気になるという方もいます。
イオン導入は電気を利用するものですが、強い痛みはありません。
また、イオン導入は有効成分を導入するときに針も使わないため、ちくっと針を刺すような痛みもないのが特徴です。
イオン導入のメリットは?
イオン導入にはさまざまなメリットがあり、1つめはダウンタイムがほぼないということです。
イオン導入では腫れなどのダウンタイムがほぼないため、気軽に施術を受けやすいというのも忙しい方にとっては魅力的なポイントとなります。
メリットの2つめは、導入する有効成分によってさまざまな効果が期待できるということです。
イオン導入ではメラニンの生成を抑制できる効果が期待できるビタミンCや毛穴を引き締める効果が期待できるグリシルグリシン、抗炎症作用があるためにきびなどの炎症をおさえる効果が期待できるトラネキサム酸など、種類が豊富なため幅広くカバーできます。
メリットの3つめは、イオン導入では肌を傷つけることがなく、痛みもほぼないということです。
有効成分を肌の奥深くに届けるには電気の力を利用するため肌を傷つける必要がなく、強い痛みもないため施術で針を使うのはこわいと感じるお客様でも安心していただけます。
イオン導入器と他のエステ機器との違いとは?
イオン導入器をエステサロンで取り入れようか悩んでいると、他のエステ機器との違いというものも気になるのではないでしょうか。そこで、いくつかの代表的なエステ機器とイオン導入器の違いについてご紹介します。まず、超音波美顔器との違いは浸透力やそれぞれの効果に違いがあるといわれています。また、イオン導入器の方が肌への負担も比較的軽いのだとか。注目を集めているエレクトロポレーションとイオン導入器の違いは、どちらも美容液に含まれる有効成分を肌の奥深くまで届けるというとこは同じなのですが、その仕組みと届けることができる有効成分に違いがあります。
エレクトロポレーションは電気の力を使って細胞と細胞の間に隙間を作り、その隙間から美容成分を肌の奥深くまで入れることができるのです。また、エレクトロポレーションとイオン導入器の大きな違いといえば、導入できる美容成分。イオン導入器は、イオン化できる有効成分しか肌の奥深くまで届けることができませんが、エレクトロポレーションはイオン化できない美容成分も届けることができるという違いがあります。
関連記事:エレクトロポレーションとイオン導入の主な違いとは?
代表的なエステ機器の紹介
施術内容やスペースなどの都合によってどのようなエステ機器を導入するかは異なりますが、代表的なエステ機器といえばイオン導入美顔器や超音波美顔器など、さまざまなものがあります。
イオン導入美顔器は、電気を利用して美容成分を肌の奥深くまで届けることができるエステ機器です。
超音波美顔器はその名の通り超音波の振動を利用したエステ機器で、マッサージやクレンジングといった効果が期待できます。
イオン導入美顔器とは仕組みは異なりますが、超音波美顔器も美容成分を浸透させることができて便利です。
ラジオ波美顔器は高い周波数を利用して「ジュール熱」と呼ばれる熱を発生させて肌を温めることで、代謝を促します。
EMSは弱い電気を流し、筋肉に刺激を与えて顔のたるみなどの引き締めやむくみ、しわなどに効果が期待できるものです。
エレクトロポレーションは電気パルスの力を利用して細胞の間に隙間を作り、肌の奥深くまで美容成分を届けることができます。
それぞれ仕組みや期待できる効果が異なりますが、EMSや高周波などさまざまな機能が1台に搭載された複合型美顔器も、施術メニューの幅を広げるにはおすすめです。
イオン導入器とエレクトロポレーション
イオン導入器とエレクトロポレーションは「電気の力を使う」という共通点もあるものの、肌の奥深くまで届けることができる有効成分や、その浸透率にも違いがあります。また、エレクトロポレーションは他の施術と組み合わせて使うことで、効果を高めることも期待でいるというメリットも。
そのようなことを踏まえ、電気の力を利用するエステ機器としてイオン導入器とエレクトロポレーションのどちらを導入しようかお悩みのエステティックサロンを経営している方はポレーションをお役立ていただけると思います。
イオン導入器とエレクトロポレーションの共通点
イオン導入とエレクトロポレーションの共通点として挙げられるのは、電気の力を利用するということです。
イオン導入は弱い電流を使用して美容成分を肌深くまで浸透させ、エレクトロポレーションは電気パルスの力を使って美容成分を浸透させます。
また、イオン導入とエレクトロポレーションの共通点は電気の力だけではありません。
どちらも針を使わないこと、痛みがないため安心して施術を受けていただけるという点が挙げられます。
エレクトロポレーションが届けることができる有効成分
イオン導入とエレクトロポレーションでは、届けることができる有効成分に違いがあるというのも特徴です。
どちらも電気の力を利用するものですが、エレクトロポレーションは分子の大きさに関わらずさまざまな成分を浸透させることができます。
イオン導入ではコラーゲンなどの分子が大きいものは届けることができませんが、エレクトロポレーションならそのような分子が大きなものも肌の奥深くまで届けることが可能です。
エレクトロポレーションのメリット
エレクトロポレーションとイオン導入は共通点こそありますが、届けることができる有効成分の違いに注目すると、エレクトロポレーションはさまざま成分を肌の奥深くまで届けることがメリットといえます。
イオン導入ではイオン化できる分子が小さなものしか肌の奥深くまで届けることができないという条件がありますが、エレクトロポレーションにはそれがありません。
また、エレクトロポレーションとイオン導入とでは浸透率も異なり、エレクトロポレーションの方がイオン導入よりも浸透率が約20倍も高いというのもメリットの1つです。
いかがでしたでしょうか?
イオン導入器とエレクトロポレーションの違いについてご紹介しましたが、イオン導入器とエレクトロポレーションは共通点はありつつも届けることができる有効成分や仕組みなど異なる点があります。
今回ご紹介した情報が、どのようなエステ機器を取り入れようかお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
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