業務用高周波美顔器は基本メニューにマスト!上手な業務用機の選び方
高い効果が期待できる本格的な業務用美容機器の導入は、他のエステサロンとの差別化に成功するカギとなりますね。
とはいえ、業務用美顔器もさまざまな機械があるので、どういった性能が選ぶ時のポイントになるかが気になるところでしょう。
今回は高周波美顔器について、その機能や効果、プロ仕様に求めたいレベルや注意点などをご紹介します。
業務用高周波美顔器の説明
高周波美顔器の家庭用と業務用での性能の差は何かということ以前に、そもそも美顔器における高周波の機能とは何かをご説明します。
美容分野で用いられる高周波とは1MHz以下から3MHzの周波数を言い、それにより誘電加熱作用を施す機能です。
誘電加熱作用で皮膚深部の体温を上げると、基礎代謝が上がり、痩身や美肌、アンチエイジングなどに効果があると期待されています。
業務用高周波美顔器の機能・種類
業務用高周波美顔器はRF(ラジオ波)とも呼ばれる高周波を皮膚にあてることにより、真皮奥の細胞の電子を振動させて肌の深部から熱を発生させる装置です。
皮膚の奥から温まることにより、血流の促進、線維芽細胞の増殖、基礎代謝の向上など複数の効果的な美肌作用があると考えられています。
業務用高周波美顔器と家庭用高周波美顔器の違い
エステ用マシンである高周波美顔器では、正直なところ業務用と家庭用で機能的な大きな違いはありません。
高周波は家庭用でも業務用でも適切な周波数で施術することが大切なので、高出力マシンだからといって家庭用よりも高い効果が得られるということにはなりません。
ただし、それぞれ特長と短所があり、目的によってデザインが異なるのでチェックしておきましょう。
家庭用高周波美顔器は安全性重視
家庭用の高周波美顔器ではリーズナブルな価格設定にするため、複合型とされるものでも業務用より機能が制限的であることが多いようです。
また、バスルームに置いても邪魔にならず、手軽に持ち運べるようなハンディタイプが主流になります。
1番の特長は小さなお子様がご家庭に居ても危険が無いように安全面に力を入れて配慮された作りになっているところでしょう。
業務用高周波美顔器は出力重視
業務用の高周波美顔器は基本的に置き型タイプが主流で、連続使用が可能なハイパワーなものであるのが特長です。
置き型タイプでも最近ではコンパクトなものも多く、ポータブルタイプもあります。
業務用でも安全は十分に配慮されていますが、プロによる施術を前提とした機能とデザインで、家庭用より操作が多少複雑です。
業務用高周波美顔器の効果・効能
美容における高周波の期待できる効果は主に次の3つです。
1、ほうれい線やしわ、たるみの改善
2、お肌のハリツヤの維持
3、シミ、くすみ、むくみの改善
これらの効果を得るために、高周波の美容施術活用を可能にしたものが高周波美顔器になります。
それでは、その仕組みや根拠について順を追って詳しくご紹介しましょう。
高周波の作用と仕組み
高周波美顔器が肌に及ぼす作用は簡単に言うと皮膚深部に熱を発生させることです。
でも、高周波自体は熱くなく、アタッチメントも熱くなりません。高周波により細胞の中の分子が活性化し、熱が発生するという仕組みです。
これにより血流が良くなり新陳代謝が促進されるとともに、ヒートショックプロテインが刺激を受け線維芽細胞を活性化するので、複合的にお肌に良い効果をもたらすと考えられています。
1,ほうれい線やしわ、たるみの改善
ほうれい線が深くなったり、しわやたるみができたりする原因は主に真皮中のコラーゲンの減少によるものです。
コラーゲンはお肌の弾力を維持するために網目状に張り巡らされた繊維の組成成分で、コラーゲン繊維網の間に保湿を担うヒアルロン酸が蓄えられています。
コラーゲン繊維は線維芽細胞が活性化することで回復できます。
2,お肌のハリツヤの維持
1でご説明したように、真皮中のコラーゲン繊維網に水分を含むゼリー状のヒアルロン酸が満たされていて、お肌にハリと弾力が生み出されています。
さらにヒアルロン酸の保湿力がお肌を乾燥から守る役割を果たしています。
コラーゲン繊維が崩れるとヒアルロン酸も失われてしまうため、コラーゲン繊維の再生が大切です。
3,シミ、くすみ、むくみの改善
シミ、くすみ、むくみの原因は1つではなく、それぞれの原因に対処する必要がありますが、共通する改善方法として、血行やリンパの流れの促進と新陳代謝は必須であると言えるでしょう。
それは人が本来持つ自己回復能力で、内側からの皮膚の修復、保全を促す力であるからです。
その他の効果
エステサロンでは医療行為にあたることはできず、家庭用美容機器の性能向上にともなって、エステサロンに期待されるサービスとは、非日常のリラクゼーションがポイントとなるでしょう。
高周波は肌の奥がジワッと温かくなるので、リラックス効果も期待できます。
業務用高周波美顔器の副作用
業務用高周波美顔器の副作用は注意事項をしっかり守ることでほとんどないと言えます。
ただし、禁忌事項を破るとお肌のトラブルを招いたり、かえって症状を悪化させたりする恐れがあります。
禁忌事項は過剰使用、金属アレルギーの方や妊娠中、授乳中の方の使用、機器の説明書に従わない使用をすることなどです。
こんなオーナー様におすすめ
業務用高周波美顔器はエステメニューとして基本的で、かつメインのサービスの1つとなるものなので、これからエステ用機材を導入しようとお考えのオーナー様全般におすすめとなります。
すでに導入されているオーナー様の場合で、入れ替えや追加をお考えの方には国産の多機能複合型業務用高周波美顔器がおすすめです。
新規参入のオーナー様
高周波の効果は幅広く、かつ流行に左右されない基本的なメニューを提供することができます。
そのため、機材導入をご検討される新規参入サロンオーナー様の場合、基本のエステ機器として準備されておくと安心かと思われます。
業務用高周波美顔器の選び方
現在、高周波機能単独の美顔器という商品は少ないようです。
複数の機能が搭載された複合型が一般的で、その中からどういったものがいいのかという選択になります。
高周波機能そのものは、信頼のおけるメーカーのものであれば、どれも遜色はありません。
その上で、他の機能の性能や必要性、コストパフォーマンスなどを吟味する必要があります。
メインサービスにできる機械を選ぶ
高周波による施術は基本的なものなので、その機能が搭載されていることは重要です。
その上で、花形のメインサービスになる機能がある美顔器を選ぶことが、他のサロンとの差別化につながります。
とはいえ、機械導入すれば、それにかかる費用の回収が必須です。無理のない導入計画を立てられるもので、稼働率のいいサービスになる機能がある機械選びがポイントになります。
業務用高周波美顔器の選び方その1:ランニングコスト
高周波機能は、そのままでも使用可能ではありますが、肌にジェルを塗布してから使用するのが一般的です。
そのため、美顔器を使用する際の消耗品として、ジェルや拭き取り用ティッシュなどが考えられます。
ジェルは市販のものでもOKですが、多機能美顔器の場合には、メーカーのサプライ品を使う方が安全で、コストの予算も立てやすいのでおすすめです。
業務用高周波美顔器の選び方その2:使いやすさ
業務用美顔器の場合、家庭用よりも複雑な手順になるものがあります。
高機能であったとしても、そのような機械を選ぶとヒューマンエラーの発生につながる恐れもあります。
また、同じ機能であるなら、よりコンパクトな機械である方が扱いやすいということは明らかでしょう。
まとめ
業務用高周波美顔器について、その機能と効果、選び方についてご紹介しました。
業務用高周波美顔器は基本メニューの1つを担うので、その機能は欠かせないものとなります。
美顔器導入の際には、高周波機能があるものを選びましょう。
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