エレクトロポレーションとイオン導入の主な違いとは?

エステティックサロンやデンタルエステを行っている歯科医院、スポーツ診療などを行っている整骨院を経営している方にとって、どのような機能を備えた機器を導入しようかとお悩みの方も多いのではないでしょうか。現在は、イオン導入や超音波、注目を集めているエレクトロポレーションなど、いろいろな機器があります。

こういった機器は決して安いものではないので、それぞれの仕組みや効果などをしっかりと把握したうえで購入したいですよね。そこで今回は、エレクトロポレーションとイオン導入の2つに焦点を当てて、それぞれの仕組みや効果などを比較してみたいと思います。

エレクトロポレーションとイオン導入の仕組み

まず、エレクトロポレーションとイオン導入についてお話しします。エレクトロポレーションとは、別名電気穿孔法とも呼ばれるもので、その名の通り電気パルスを利用する技術のことです。元々はがん治療などの医療分野で研究されていたものなのですが、最近は美容分野やスポーツ分野など、さまざまなところから注目を集めています。

エレクトロポレーションの仕組みは、電気パルスを用いて細胞と細胞の間に小さな隙間を開け、その小さな隙間から有効成分を基底層や真皮層といった肌の深層部分まで届けることができることができるというもの。小さな隙間を開けるといっても針などを使うわけではないため痛みなどを伴いません。

また、医師免許を持たないエステティシャンや歯科衛生士など、どんな方でも使用可能というメリットがあります。イオン導入とは、電気を用いて有効成分を肌の奥深くまで届けることができる技術です。マイナスの弱い電気を肌に流し、イオン化した有効成分と反発する力を活用して浸透させます。その特徴としては、肌の奥深くまで届けることができる有効成分は、イオン化できるもののみということです。

エレクトロポレーションとイオン導入を比較したときの違い

エレクトロポレーションとイオン導入はどちらも電気を利用するという似たような部分もありますが、大きな違いがいくつかあります。1つめは、導入することができる有効成分です。エレクトロポレーションはどんなものでも導入することができるのですが、イオン導入はイオン化できるもの・分子量の小さなものという制限があります。

エレクトロポレーションは制限がないため、ヒアルロン酸やコラーゲンといったものも導入することができるんですよ。2つめは、pHに関しての違いです。エレクトロポレーションを使用しても肌のpHは変わりませんが、イオン導入はpHの変化を伴うため、肌トラブルを起こしてしまうおそれがあります。

3つ目は、その浸透力の違いです。どちらも高い浸透力を誇るのですが、エレクトロポレーションとイオン導入を比較したとき、その浸透力は約20倍も違うのだとか。エレクトロポレーションがとても高い浸透力をもつことがよくわかります。

活躍するエレクトロポレーション

エレクトロポレーションとイオン導入の違いについてご紹介しましたが、エレクトロポレーションがさまざまな点で活躍できるということがわかりますね。エレクトロポレーションは、美容面では毛穴を引き締めたり、ニキビ跡やシワなどの改善をしたりという効果が期待できます。どんな有効成分でも導入できるため、毛穴を引き締めたければグリシルグリシンを、シワを改善したければヒアルロン酸を、という目的にあわせて導入する成分を選択することができますよ。

スポーツ面では、エレクトロポレーションを用いてスポーツ治療などを行うことも。また、エレクトロポレーションは痛みを伴わないという安心感だけではなく、ダウンタイムがほぼないというメリットもありますよ。このように、さまざまな特長をもつエレクトロポレーションは、さまざまな現場でお役立てていただけると思います。