スタッフのやりがいが患者の満足度に!歯科医院の人材確保を考える

人材不足が深刻な歯科業界。歯科医院のオーナー様のなかにも、人材確保に頭を悩ませている方は多いかもしれません。

「労働環境に不満がある」「お給料が上がらない」などスタッフの退職理由は様々ですが、「仕事にやりがいがない」という理由で退職を決めるスタッフも多いようです。

そこで今回は、歯科医院における人材の確保とスタッフのやりがいをアップして人材を定着させる方法について考えてみます。

歯科医院の多くがスタッフの確保に悩んでいる

歯科医院を経営するオーナー様のなかに、「求人活動がうまくいかない」「人材が定着しない」とお悩みの方はいませんか?

歯科業界に限らず、現在はどこの業界でも人手不足が深刻化しています。

有資格者の歯科衛生士はもちろん、地域によっては一般企業との奪い合いで、歯科助手や受付といったスタッフすら集まらないという歯科医院も。

そのうえ、せっかく人材を確保しても定着しないということもあります。

現に、日本歯科衛生士会が令和元年に歯科業界で働く従業員7869人を対象に行った調査によると、転職経験がないと回答した人が22.2%であるのに対し、転職を経験したことがあると答えた人は76.4%という結果に。

転職をした理由は、「出産・育児」、「結婚」などのライフイベントのほか、「仕事内容のレベルアップのため」や「給与・待遇の面」が主なものとして挙げられています。

歯科衛生士はライフイベントでの退職がある

日本歯科衛生士会の調査でも転職経験があると回答した人のうち、離職理由として「出産・育児」を挙げた人は、11.7%、「結婚」が9.9%と全体の2割を占めています。

女性従業員が多い歯科業界では、ライフイベントによる従業員のキャリアの変化は避けられないものですが、優秀な人材を確保するためには、産休・育休や時短勤務などの制度を充実させる必要があります。

歯科助手・受付は一般企業との奪い合い

歯科助手・受付を担う人材は、歯科業界内だけではなく、一般企業との人材の奪い合いがあり、優秀な人材の確保が難しくなっています。

さらに歯科衛生士と違い、無資格である歯科助手や受付は、任せられる業務にも限りがあり、やりがいを感じてもらいづらいこともあるかもしれません。

長く働いてもらうためには、スタッフのモチベーションが維持できるような労働環境の整備やスキルアップのための取り組みが必要になります。

スタッフが仕事を続けたくなる職場とは?

スタッフが自分の仕事にやりがいを持てるかどうかというのは、仕事を続けるうえで重要なポイントになります。

歯科医師は、スタッフを定着させるために「やりがいを持てる職場であるか」「スタッフのやる気を引き出せる環境か」を考え、整備する必要があります。

働きやすい仕組みづくりや歯科医師との信頼関係の構築なども大切ですが、スタッフのやりがいを考えるうえで、ぜひ取り入れたいのが歯科医院を訪れる患者様とスタッフとの触れ合い

実際に歯科医院を訪れる患者様からの励ましや感謝の言葉は、なによりもスタッフのモチベーションになります。

とはいえ、忙しい業務のなかでスタッフと患者様がゆっくりとコミュニケーションを取れる時間を作るのはなかなか容易ではありません

ホワイトニングや矯正など歯科医師が行う医療行為と違い、RGエレクトロポレーションは、スタッフ主導で施術できるので、仕事を任されているというモチベーションの維持につながります。

患者様のお肌の悩みを直接聞いて、カウンセリングをしたりお手入れのアドバイスをしたりといったことも必要になってくるので、スタッフが日々の業務を通じてスキルアップを実感できます。