シラスウナギ

「ヒネ仔」の成長に
温藻RG92の力を

うなぎ養殖について、生産性を下げているもっとも大きな問題は「ヒネ仔」の存在です。
ヒネ仔とは餌は食べても成長せず出荷が遅れている全体の30%近くも存在するグループで、
その原因はストレスとも腸内環境の乱れとも言われています。
そこで温藻RG92の効果をヒネ仔に使えないか試験がスタートしました。

国産うなぎ養殖の
生産性アップを目指して

3ヶ月間60,000尾のヒネ仔に『温藻RG92』投与実験を行なったところ、
胴回りの増体が確認され、増肉係数も3.2から1.57まで下がるという好結果が出ました。
同時に皮膚の粘液物質であるムチンも増加。これは免疫力が上がって腸内環境が改善した証拠であり、
ストレスも軽減され健やかに増体したと考えられます。

実験は引き続き場所や個体を増やして継続されています。
成功すれば国産のうなぎ養殖業界に活気と希望が生まれることになります。
また値上がりが続く国産うなぎの供給を増やし、
日本人が愛する滋養食『うなぎ』をもっと気軽に食べていただけるよう応援していきます。

生産者コメント

ウナギ養殖 三股さん(大分水産)

「びっくりしました。3月からRG92の投与を始めてゴールデンウイーク前に計ったら、
2年以上のヒネ仔の増肉係数が3.2から1.57まで下がっていて。
50年以上いろいろ挑戦してきましたが、ヒネ仔の問題だけはもう諦めていたんです。
おかげで、うちのウナギを待っていてくれるお客さんのために、
健康で美味しいウナギをもっとたくさん育てようと意欲が湧いてきました。」

トラフグ

ストレス軽減で
増体率が133%アップ

気性が激しく攻撃的なトラフグは、細菌によるへい死と同じぐらい噛み合いが原因のへい死が多いのが特徴です。
そのため歯を切るなどの作業が必要な手のかかる魚種です。
そこで専門の養殖場で1,200尾に『温藻RG92』投与実験を行ったところ、4ヶ月間で増体率がこれまでの133%にアップ
驚くべきは全体に噛み合いが減少したことで、これはトラフグの腸内環境が整いストレスが軽減されたためと考えられます。

サーモン(ニジマス)

環境変化に弱いサーモンを
健康に育てるために

日本でのサーモン養殖は、秋口にサーモンを淡水から海水に移して慣らす「海水馴致」を行います。
これは本来寒い海域に生息するサーモンにとって海水温の上昇が負担になることから、孵化したあと夏の間は淡水で飼育し、
海水温が下がる秋に海水に移して大きく成長させるためです。ひとつ課題だったのは、
サーモンが環境変化に弱く海水馴致のタイミングでへい死する個体が少なくないことです。
この状況を温藻RG92で改善できないかと大学と共同で投与試験をスタート。
はじめて2ヶ月たった現在、サーモンたちはこれまでにくらべて増体率112%と健やかに育っています。
課題である海水馴致への効果は引き続き試験が行われています。

クルマエビ

温藻RG92で
サイズのバラつきを改善

国内のクルマエビの高値出荷の条件は、サイズが大きいのはもちろん大きさが均一に揃っていることが重要になります。
ただ育ちが悪い小さなエビが一定数いて全体にサイズが揃わないことが生産者にとって頭の痛い問題でした。
国産クルマエビは抗生物質・ビタミン等の使用が禁止されていますから、成長は自然に任せるしかありません。
そこで小さなサイズのクルマエビの成長を天然由来の温藻RG92でサポートする試験が行われています。
現在3ヶ月目で増体率は120%、素晴らしい成果を出しています。

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