温藻RG92がつくる、
安全で健やかな食の未来。
さまざまな業界から注目を集めている温藻RG92のプレバイオティクス機能。
水産や畜産の飼料にプラスすることで魚や動物の腸内環境を整え、
発育を促進しながら病気などを抑制することが実証されはじめました。
安全で美味な水産養殖の安定供給へ
近年、地球環境の変化や乱獲などの影響で魚の漁獲量が減少しています。
代わって水産物の安定供給が見込める養殖業が全国で盛んになってきました。一方で成長促進や疾病対策として行われる栄養剤やワクチン・抗生剤投与が生産者の支出負担を増し、さらには消費者の食への安全性への懸念といった問題を引き起こしています。天然由来の温藻RG92は、抗生剤を使うことなく、へい死率ゼロと成長促進で生産者をサポート、消費者には安心と美味しさを届ることができます。
ヒラメ養殖で、健康で肉厚、へい死ゼロを達成
へい死率が高く、育てるのが難しいとされるヒラメ養殖に温藻RG92の力を活かせないかと、2022年3月より大分県内の養殖場にて投与試験がスタート。すると初期段階でヒラメの成長を大幅に促進し、自然免疫を活性化させ、へい死率を抑えることが実証されました。
RG92投与試験では予想を超える結果に
温藻RG92を投与したグループと投与なしのグループで比較実験したところ、投与群ではへい死率0%、個体の増体率128%(8ヶ月目)という驚くべき結果が現れました。温藻RG92の成分がヒラメ稚魚のミトコンドリアを活性化し、成長を促しながら病気を抑制していると考えられます。
また免疫関連因子も活性化し皮膚の粘液量が約2倍に増加。細菌やウィルスなどに対する防御機能の強化が、「ヒラメのへい死ゼロ」を達成したことになります。
通常、ヒラメを1kgまで育てるのに1.2kgの餌が必要とされますが、実験を行なった養殖場では0.6kgの餌で仕上がり、餌代が半分になったという生産者にとってうれしいニュースも届きました。
安心安全はもちろん、旬の天然ものの美味しさを証明
そして温藻RG92で育てたヒラメには味にも大きな違いが現れました。温藻RG92のひらめは、身が「あめ色」になります。温藻ヒラメがあめ色になるのは、RG92によってミトコンドリアが活性化し、細胞のエネルギーであるATPが増量し、分解されてうま味成分イノシン酸も増量しているからです。温藻ヒラメは、まさに「旬の天然もの」と変わらない味と品質ということが証明されました。
これらは、現在「温藻ヒラメ」としてブランド化され、そのプリプリとした食感と、甘みのつよい美味しさが、自然由来の育ち方とともに豊洲市場で話題になり料理人の間でも注目を集めています。
生産者コメント
ヒラメ養殖 木野さん(友永工業)
「自分が育てた安全な魚を、幼い娘に食べさせられるのがうれしいです。RG92を餌に混ぜる作業はひと手間がかかりますが、ヒラメ1匹1匹の口にちゃんと届くようにしっかり浸透させてから餌やりします。自分が餌をやる位置につくと、ヒラメが寄ってくるんですよ。食いがいいのは毎日餌やりしていればすぐにわかります。うまくて健康な「温藻ヒラメ」を大分から全国にどんどん届けていきたいです。」