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廃棄食材が化粧品に生まれ変わる!JA全農インターナショナルとフードロスの取り組みを開始

株式会社SARABiO温泉微生物研究所(本社:大分県別府市、代表取締役:濱田拓也、以下「当社」)は、JA全農インターナショナル株式会社(本所:東京都千代田区/代表取締役社長 住吉弘匡、以下「ZIC」)と共同で「廃棄食材を利用したサステナブル原料の開発」に取り組み、SDGs時代の「化粧品ブランドのOEM事業」をスタートいたしました。

JA全農インターナショナルとフードロスの取り組み

■事業化の背景

農産物においても規格外野菜などの廃棄を含めたフードロス問題が浮き彫りとなっていました。化粧品のOEM事業を手掛けてきた当社は、この問題の解決に貢献したいという思いから、農産物の廃棄食材から化粧品原料を開発し、SDGs時代のブランドづくりを実現する「サステナブルコスメOEM事業」を新たに立ち上げました。より環境に配慮した商品開発を目指す企業と協業し、国内だけでなく、アジアやヨーロッパなどに広げるサポートを行っていきます。

■ZICの全面協力によりサステナブル原料を開発

全国の生産者とネットワークをもつ全農グループのZICより、野菜・果物・穀物など廃棄対象となる農産物の情報提供を受け、廃棄対象となる農産物の中から化粧品原料となり得る成分等を抽出。抽出した成分を化粧品の原料開発に活用しています。また、開発した商品は、ZICからアジア・ヨーロッパの現地法人へ輸出を予定しています。

農産物の中から化粧品原料となり得る成分の抽出に成功

■原料開発から製造まで一貫したOEM体制

サステナブル化粧品原料の開発、成分分析、有効性評価試験、処方づくり、製造まで、一貫したOEM体制で化粧品のブランドづくりをサポートいたします。

  • SDGs時代に対応した付加価値の高いブランドをつくりたい
  • CSRを強化したい
  • 自然由来の原料を使用した商品が作りたい
  • 新規の収益事業を立ち上げたい

多様な要望に応える製品づくりを企画の段階からサポートいたします。

■サステナブルOEMブランドの事例

赤紫蘇の葉の成分から生まれた「ONSENSOU 赤紫蘇シャンプー」

赤紫蘇の葉の成分から生まれた「ONSENSOU 赤紫蘇シャンプー」

海外向けブランド開発企業のヴェラス株式会社(所在地:東京都港区赤坂、代表取締役:石原 爽)との共同開発ブランド「ONSENSOU」。大分県内における規格外や破れによって破棄される赤紫蘇より、バリア改善作用のあるエキスを抽出。大分県別府発のヘアケアブランドに大分県の赤紫蘇を活用した新商品が誕生しました。赤紫蘇から抽出したエキスは、頭皮のバリアを健やかに保ち、頭皮環境を整えることができます。
※2023年12月発売開始予定

カボスの絞りカスから生まれた「加水分解カボス果皮エキス」

大分県は、カボスの生産量日本一を誇り、カボスを使った様々な名産品が作られています。しかし、基本的にカボスは果汁を活用するため皮などの絞り粕が出てしまいます。大分県におけるカボス搾汁粕の廃棄量は年間約900トンと想定(※2)されており、有効活用できないことが課題でした。そこで当社では、破棄されるカボスから化粧品配合原料「加水分解カボス果皮エキス」を抽出することに成功しました。「加水分解カボス果皮エキス」は、シワの改善効果があると認められ、(※3)安全性試験においても、問題は見られていません。(※4)今後、このエキスを活用して商品を開発していく予定です。

※2出典:大分県産業科学技術センター「平成29年度 カボスを使った水産物の高品質化に関する研究Ⅱ」

※3 エキス2%配合ローションにて、日本香粧品学会ガイドラインに準拠した試験で、抗シワ効果を確認。 厚労省通達(薬食審査発0721第1号)に基づき、「乾燥による小ジワを目立たなくする。」の化粧品効能を標ぼう可

加水分解カボス果皮エキスのシワ改善効果
加水分解カボス果皮エキスの安全性試験結果

■株式会社SARABiO温泉微生物研究所 概要

株式会社SARABiO温泉微生物研究所
本社所在地:大分県別府市大字鶴見字実ノ屋敷1356-6
東京支社:東京都港区芝公園1-8-13源流院ビル5F
代表者:代表取締役社長CEO 濱田 拓也
設立:2006年7月20日
資本金:3億300万円(資本準備金含む)
業務内容:温泉藻類・酵素研究、飼料開発事業、医薬部外品・化粧品の製造販売
ホームページ:https://sarabio.jp
OEM事業専用サイト:https://www.saravio.jp/contact-us/forbusiness/oem/