サラヴィオ化粧品トップ中央研究所 > 研究室便りトップ > 糖尿病・生活習慣病に対するRG92の効果
糖尿病・生活習慣病に対する
温泉藻類RG92の効果

サラヴィオ中央研究所・温泉藻類研究所
首席研究員 宮田 光義 博士の解説

2010年に国立大学法人東京海洋大学大学院を修了し、博士号(海洋科学)を取得。大手美容会社、金沢大学を経て、2013年にサラヴィオ中央研究所に入所。分子生物学、細胞生物学、生化学等の知識と技術を活かし、温泉藻類RG92エキスの抗炎症・抗酸化・アンチエイジング作用や、老化物質(終末糖化産物、AGEs)の新しい脱毛メカニズムの解明に成功。
今回はお腹周りが気になる方を対象に、RG92粉末を12週間連続摂取した場合どのような効果があるのか効果試験を行いました。試験は医師監修のもと、プラセボも用いた正式なヒト試験です。RG92が以下の4つに効果があることがわかり、安全面においても問題がないことが明らかになりました。
【お腹周りが気になる方(BMI 25-30)を対象とした試験結果】
  • お腹周り(周囲長)の減少
  • 拡張血圧(下の血圧)の減少
  • 血糖値の減少
  • インスリン値の減少
血糖値や血圧等は糖尿病をはじめとする生活習慣病の引きがねとなる因子です。 肥満、高血圧、高血糖、高中性脂肪は、メタボリック症候群のもとであり、進行すると心筋症や脳梗塞を引き起こすので「死の四重奏」とも言われています。RG92を経口摂取することで、それらの疾患を「未病」の段階で予防できること、そして疾患後の数値の改善にも効果があることがわかりました。

「なぜRG92は効果の広域性が高いのか?」このような疑問をもたれるかもしれませんが、ご存知の通り、人体を構成する最小単位は「細胞」です。もともと1つの細胞が分化し、それぞれの器官で必要な細胞に生まれ変わっています。炎症や糖化といった問題も細胞レベルで起こっており、RG92がそれを抑制することで様々な効果を発揮します。つまり、生活習慣病であれリウマチであれアトピー性皮膚炎等の皮膚疾患であれ、細胞の炎症を抑制するロジックは同じということです。
これまでにわかっているRG92の効果は、肌や関節組織への効果でしたが、今回の試験で新たに、脂肪細胞や血液を構成する細胞に対しても効果があることがわかりました。RG92の効果の広域性はまだまだ可能性がありますので、引き続き研究を続けていきます。
温泉藻類RG92のヒト試験データ抜粋
温泉藻類RG92は塩素ダメージを受けた皮膚細胞を約16%活性させる

RG92でお腹周りが減少する傾向
皮膚細胞に塩素とRG92を添加した細胞の方が、およそ16%活性

RG92で血圧が下がる
温泉藻類RG92は塩素ダメージを受けた皮膚細胞を約16%活性させる

RG92で血糖値が下がる
皮膚細胞に塩素とRG92を添加した細胞の方が、およそ16%活性

RG92でインスリン値が下がる

プラセボとは

グラフにある「プラセボ」とは、有効成分を含まない錠剤のことです。今回は「RG92を含む錠剤」と「RG92を含まない錠剤(プラセボ)」の2種類を用意し、RG92の正確な有効性試験を行いました。これは「薬を飲んでいるから効果があるに違いない」という心理的作用による影響を加味した、薬の効果を正確に精査する際に一般的に用いられる試験です。

編集後記

今回の試験は病気レベルの数値を改善するというものではなく、「未病」状態を改善する可能性を人レベルで示したものです。ジャンクフードを食べすぎて知らず知らずの間に体の中で炎症、酸化、糖化などの反応が進んでいき、脂肪細胞が増えて血液の中に炎症因子を放出して動脈硬化などを引き起こします。 実際に、プラセボを摂取したグループでは、時間とともにお腹周りやインスリン値が増えており、RG92はそれを抑えています。 日常の食生活の中にRG92を取り入れることによって、それらの悪玉因子を排除できる可能性を示した画期的な結果となりました。

2018年5月2日
サラヴィオ中央研究所・温泉藻類研究所
首席研究員 宮田 光義
「温泉藻類RG92」の効果については、下記ページでもご確認いただけます。
© Saravio Cosmetics Ltd. All Rights Reserved

▲TOP