鶏舎の悪臭対策は「腸」から始める時代へ|においの原因と自然由来の飼料改善策

「鶏舎の悪臭は仕方ない」と、あきらめていませんか?

アンモニアや硫化水素などの排泄物由来のにおいは、作業者にとって負担となるだけではなく、鶏舎に虫が湧いたり、鶏の健康に悪影響を及ぼす原因にもなります。

これまでは換気や敷料、消臭剤など“外からの対策”が中心でしたが、今、注目されているのは「腸から改善する」という “内側からのアプローチ” です。

本記事では、においの発生メカニズムから従来対策の限界、そして私たちが開発した温泉由来の飼料添加物温藻RG92エキスによる臭気対策まで、専門的な視点でわかりやすく解説します。

なぜ鶏舎は臭うのか?──悪臭の主な発生源とその仕組み

においの主成分はアンモニアと硫化水素

鶏舎の悪臭の主な原因は、排泄物に含まれる尿素や未消化物が分解されることで発生するアンモニアや硫化水素などの揮発性のガスです。 これらは鼻にツンとくる刺激臭を放ち、高濃度になると作業者の健康にも悪影響を及ぼします。
これらは鼻にツンとくる刺激臭を放ち、高濃度になると作業者の健康にも悪影響を及ぼします。

高温多湿の時期や、飼育密度の高い環境では特に悪化しやすく、鶏や人にとって大きなストレスの原因となります。

腸内環境がにおいに直結する理由

腸内細菌のバランスは、排泄物の質に大きく影響します。

善玉菌が優勢:発酵型の分解が進み、においが軽減される
悪玉菌が優勢:腐敗型の分解が進行し、強烈な悪臭ガスが発生

「においの原因は腸から始まっている」――これは、飼料と腸内の相互作用を見続けてきた研究現場から導き出された知見です。

従来のにおい対策の課題──“外側から”のアプローチだけで大丈夫?

換気・敷料・消臭剤など、現場での工夫の限界

鶏舎の臭い対策といえば、換気設備の強化、敷料の頻繁な交換、薬剤の使用などが主流でした。 しかし、これらはすべて維持コストや作業負担が大きく、持続的な対策としては限界があります。

においが引き起こす“現場リスク”──人にも鶏にも及ぶ影響

鶏舎の強いにおいは、作業者と鶏の両方に深刻な影響を及ぼします。

・作業者:マスクや防臭具の着用で作業効率が低下し、夏場は熱中症のリスクも。人材確保や定着にも悪影響。
・鶏:悪臭に集まるハエや虫がストレス源となり、産卵率低下や異常行動、病原菌(サルモネラ・大腸菌)の媒介リスクも上昇。

においを放置することは、不快感だけでなく、鶏舎の管理体制や経営基盤を揺るがすリスクにつながります。

「腸からのにおい対策」が注目される理由

腸内フローラ改善で未消化物を減らす

腸内環境が改善されると飼料の消化率が向上し、未消化物の発生が抑えられます。
結果として、糞の腐敗が起きにくくなり、においの原因を根本から断つことが可能です。

以下のような流れで、においが軽減されます:

– 腸内環境が改善 
 → 飼料がしっかり消化される(未消化物が減る) 
 → 排泄物の質が変わる 
 → においの原因が根本から減る

腸内改善がもたらす“経営的メリット”

腸内環境が整うことで、次のような改善が見込まれます:

  • 掃除時間の短縮 → 作業効率UP、人件費削減
  • 消臭剤・薬剤の使用減少 → 維持コストの削減
  • 鶏の落ち着き → 異常行動や産卵率の不安定化を防ぐ
  • 作業者のストレス軽減 → 離職リスクの低下、人材定着率向上

外部設備に比べて初期投資も少なく、「飼料に混ぜるだけ」で実施可能な点も魅力です。

自然由来の飼料添加物「温藻RG92エキス」とは?

腸内の炎症を抑え、菌バランスを整える働き

温藻RG92エキスは、別府温泉に生息する希少な微細藻類から抽出された、自然由来の飼料添加物です。
高い抗炎症作用が特徴で、腸内の粘膜にやさしく働きかけ、炎症を抑えながら腸内フローラのバランスを整える作用が期待されています。
この働きにより、飼料の消化効率が改善され、未消化物の発生が減少。
腸内pHも安定しやすくなるため、腐敗ガスの発生を抑える環境が腸内に整うと考えられています。
つまり、RG92エキスはにおいの元をつくらせない“腸づくり”をサポートする素材なのです。

現場での変化──臭気・作業・鶏の健康への波及効果

RG92エキスを導入いただいている養鶏場より、改善の報告が届いています。

【宮崎県の養鶏場の声】
「鶏の下痢による床材交換の頻度が減り、床の持ちが良くなった。作業負担も軽減した」

【熊本県の養鶏場の声】
「水回りの糞から虫が湧かなくなり、悪臭も軽減。鶏舎の衛生状態が大きく改善された」

さらに、においの軽減だけでなく、鶏の落ち着きや健康状態の改善、産卵数の安定といった副次的な効果も報告されています。
腸内環境が整うことでストレスが軽減され、鶏自身が持つ本来のパフォーマンスを発揮しやすくなるのかもしれません。

まとめ|鶏も人も快適に。「におい対策」は“腸”から始まる

鶏舎の環境改善は、作業者の負担や鶏のストレス、さらには労務コストや衛生リスクにも関わる経営全体の課題です。
従来のような外からの対策に加え、「腸内環境を整えることでにおいの元を減らす」という視点が、これからのスタンダードになりつつあります。
自然由来の「温藻RG92エキス」は、腸からにおいにアプローチできる新しい選択肢です。
鶏舎の空気が変われば、働きやすさも、鶏の健やかさも変わってきます。
まずは、現場の空気を変える一歩から始めてみませんか?

\お気軽にお問い合わせください/

お問い合わせフォームはこちら