2025.02.27 Vol.05
温藻で四方よし! 動物も生産者も消費者も環境もよろこぶSDGs(持続可能)な社会へ。

温藻新聞

体表のネバネバが増えて免疫力UP!

RG92で杯細胞に驚きの変化が ~ヒラメ~

2023年に実施した日本大学との共同研究では、RG92を投与したヒラメの体表粘液が増加したことが確認されました。この粘液成分ムチンは、細菌やウイルスの侵入を防ぐ、接触による傷や寄生虫から身を守るなど、魚の健康を守る重要な役割を果たしています。
さらに詳細な分析を行った結果、粘液を生み出す杯(さかずき)細胞の数表皮層の厚さが増加しており、これによって粘液の供給能力が向上したと考えられます。
また、別の試験で行われたシマアジへの投与でも粘液の増加が確認されており、RG92のムチン増加に果たす効果がさまざまな魚種にも広がる可能性が見えてきました。
RG92は、これまでの研究で魚の腸内環境を整えることが確認されてきましたが、今回の試験によって外部環境からの防御にも寄与することが明らかになりました。今後、さらなる試験を通じて、養殖現場での活用が進むことが期待されます。

サーモンイメージ

糞臭が減った?ムシがわかない?

腸内環境の改善による意外な効果~地鶏~

ニワトリイメージ

熊本県で実施された地鶏「天草大王」へのRG92投与試験において、肉質の変化だけでなく鶏舎の衛生環境にまで変化があったと報告が寄せられました。
RG試験は、6月~10月中4ヶ月にわたって実施。その結果、水場周りの糞から虫が湧くということがなくなり、悪臭も減るなど衛生面に大きな変化が確認されました。対照群では夏場のこの時期、通常通り虫や悪臭が発生していることから、RG92によって腸内での栄養吸収がスムーズに行われ、未消化の糞が減少して起きたことではないかと考えています。
将来的にRG92が、腸内環境の改善だけでなく、衛生管理や飼育環境にも良い影響を及ぼすことを願っています。

グラフ
RG92の使い方まめ知識

ペットも腸活の時代へ。
RG92が健康と長寿を支える

「腸活」と聞くとヨーグルトや発酵食品を思い浮かべる方も多いのでは?
実はこの腸活、ペットの世界でも注目されています。腸活=腸内環境の改善といえば、RG92!「Docpalフードプラス」はRG92を配合したペット用サプリメント。フードや飲み水にプッシュするだけで腸内細菌のバランスを整え免疫力を向上、環境ストレスや季節の変化からくる下痢などの不調を予防します。腸の元気は寿命のもと、大切なペットに健康で快適な生涯をお届けします。

豆知識イメージ

温泉と腸活?
ふたつを繋ぐRG92の秘密

寒さが厳しい2月、温泉のぬくもりが身に染みる季節です。温泉は昔から体を温め、癒す場所として親しまれてきましたが、実はその健康効果には微生物の力が関わっていることをご存じでしょうか?
SARABiOがある大分県別府市は約3,000もの源泉を持つ日本有数の温泉地。源泉の約90℃の極限環境で生き抜く特殊な微生物は、古くから私たちの体を癒し続けてきました。そんな微生物から生まれたのがRG92です。研究によってRG92が抗炎症作用などを持つことが明らかになり、今では人だけでなく動物にも応用が進んでいます。
温泉が外側から私たちを温めるように、RG92は内側から健康を支えます。これからの新しい健康習慣として、その可能性にぜひご注目ください。