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温泉酵素発酵コラーゲンの効果
オートファジーを活性化
オートファジーとは? 

サラヴィオ中央研究所・温泉藻類研究所所長
加世田 国与士 博士の解説

酵素科学、タンパク質化学、生化学、細胞生物学などの知識と技術を活かし、産業技術総合研究所、イギリスのマリーキュリー研究所を経て、サラヴィオ中央研究所所長に就任。温泉藻類®RG92の特許取得をはじめ、温泉酵母・温泉酵素の研究、ミトコンドリア研究を行う。世界最大の毛髪学会での受賞歴や国際科学雑誌での論文掲載、世界の化粧品皮膚科学に関するドクター20名の内の1人に選出され招待講演を行うなど多くの実績を持つ。
オートファジーとは、細胞内のタンパク質やミトコンドリアの入れ替わりを助ける機能のことです。異常なタンパク質の蓄積を防止したり、過剰なタンパク質を分解除去する役割があります。細胞内の病原微生物をオートファジーにより排除する働きも注目されており、癌や神経疾患にも関係があると考えられています。
また、オートファジーの機能が加齢と共に低下することによって、不要な老廃物を蓄積させることや、コラーゲン等の真皮層を作る分子の産生低下を引き起こすことが分かってきており、肌老化を招く「炎症」「糖化」「酸化」に並ぶ1つの要因と示唆されています。

2016年に『細胞の環境適応システム、オートファジーの分子機構と生理学的意義の解明』でノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅 良典 東京工業大学栄誉教授は、「いろいろな病気の原因解明や治療に、オートファジーは使えるようになると考えています」と述べられており、オートファジーの機能を使って、また、オートファジーをコントロールすることによって、新たな医療や医薬品の研究に役立てられる見解を示されています。

私たちが開発した温泉酵母の酵素分解で抽出するコラーゲンエキスには、このオートファジーを活性する働きがあることがわかっています。加齢によるオートファジー低下を抑制し活性させることで、シミの改善美白等のアンチエイジング効果が期待できます。
オートファジー活性作用をもつ温泉酵素発酵コラーゲンエキスと、抗炎症作用をもち糖化や酸化ダメージを軽減する温泉藻類RG92との相乗効果は、アンチエイジングだけではなく肌の美容と健康、両面への効果を期待することができます。
発酵コラーゲンエキスで
約60%オートファジー活性が亢進
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