経皮吸収 皮膚の仕組み スキンケアサイエンス|株式会社サラヴィオ化粧品

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スキンケアサイエンス

-皮膚を知る- 吸収と浸透

1.皮膚の働き

2.皮膚の仕組み

3.ターンオーバー

4.経皮吸収の3つの経路

皮膚は「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」「皮下組織(ひかそしき)」の3つの層で構成されています。毛細血管では栄養が伝達されており、健全な皮膚や毛髪の保持に重要な役割を担っています。

皮膚断面図

: 表皮(ひょうひ)

表皮は、上層から「角質層(かくしつそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4つの層で構成されています。

・角質層(かくしつそう)

角質層は外的刺激から皮膚を守るバリアの役割を果たしており、絶えず外的刺激から皮膚を守っています。
角質層の表面には、汗腺から分泌される汗と皮脂腺から分泌される皮脂が程良く混ざった「皮脂膜(ひしまく)」があります。
皮脂膜が角質層を守っています。新しい細胞が生まれてから角質層の細胞はすでに細胞核が失われており、死んだ細胞が15層程度積み重なっている状態です。これらがフケや垢となって剥がれ落ちるまでの周期を「ターンオーバー」と言い、通常約4週間かかります。

・顆粒層(かりゅうそう)

顆粒層も外的刺激から皮膚を守る働きをします。
顆粒層には「ケラトヒアリン顆粒」という小さなビーズのような粒が存在しており、入ってきた紫外線等を跳ね返す役割をしています。

・有棘層(ゆうきょくそう)

表皮の中で一番厚い層が有棘層です。有棘層にはリンパ液が流れている他、知覚神経もあります。
有棘層には「ランゲルハンス細胞」という免疫細胞があり、体内に入ってきた物質が異物なのかそうではないのかを判別しています。異物と判別した場合は体外に排除しようとし、その時に現れるのが「アレルギー反応」です。

・基底層(きていそう)

基底層では「ケラチノサイト」の細胞分裂が最も盛んに行われます。ケラチノサイトが細胞分裂をして、有棘層→顆粒層→角質層へ押し上げられるように移動し、細胞核が失われるまでには約2週間かかります。ケラチノサイトが角質細胞へ変化することを「角化(かくか)」と言い、ケラチノサイトは「角化細胞」とも呼ばれます。
基底層には「メラノサイト(色素細胞)」もあり、紫外線を浴びることで活性化し、メラニン色素を生成することによって、紫外線から真皮層を守っています。“シミ”はメラニン色素が上層まで押し上げられたものです。
又、メラノサイトは髪の色に直接関係するもので、加齢等によってメラノサイトの働きが弱まり白髪になると考えられています。

: 真皮(しんぴ)

真皮には血管やリンパ管、汗腺、毛包細胞があります。
皮膚の本体とも言える真皮で「コラーゲン」が70%以上を占め、コラーゲンを支えるように「エラスチン」という線維があります。その間を埋めるようにあるのが「ヒアルロン酸」です。これらの生体物質を作る細胞を「繊維芽細胞(せんいがさいぼう)」と言います。

当社の特殊酵素分解(加水分解)によって生成されたエキスには細胞増殖因子FGF-10を3倍に増やす作用があります。FGF-10は真皮層にあるコラーゲンとエラスチンの組織を強化する働きがあることから、M-1ミストサラヴィオ美容液のケアにより、より効果を期待することができるのです。

: 皮下組織(ひかそしき)

表皮と真皮を支える役割をするのが皮下組織です。
大部分が「皮下脂肪」から成り、外部からの衝撃を和らげたり、断熱・保温、エネルギーの貯蓄の役割をします。
皮下脂肪は肥満の表れと思われがちですが、皮膚の仕組みにはなくてはならないものなのです。

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