ロシアの科学者であるイリヤ・メチニコフ(1908年ノーベル生理学・医学賞受賞)は、長寿で有名だったブルガリア人のヨーグルト常食性が高いことから、ヨーグルトが長寿の秘訣ではないかと考えました。

メチニコフが「ヨーグルト不老長寿説」を唱えてから現在まで、ヨーグルト人気は続いており、次々に新しいヨーグルト製品が開発されています。善玉菌の代表である乳酸菌は、悪玉菌の増殖を抑えることで、健全な腸内フローラのバランスを作り上げます。

その結果、動脈硬化や腸内腐敗が抑制され、健康維持や不老長寿をもたらすと広く考えられています。

さて、スキンケアにおける乳酸菌利用の始まりは、なんとローマ時代。ローマ人は、すでに乳酸菌発酵乳を用いて皮膚の乾燥を防いでいたそうですから、乳酸菌スキンケアの歴史の深さには驚きます。細胞レベルでの乳酸菌の働きを考えると、体（腸）に良いものは、 皮膚にも良いはずであるとうなずけます。現在の化粧品業界においても、ヨーグルトパックや乳酸菌エキスを含んだ化粧水や美容液が人気商品になっています。

乳酸菌発酵エキスには、アミノ酸、可能性タンパク質、有機酸、糖類、ビタミンなどの多くの栄養素が含まれており、保湿作用、乾燥防止作用や皮膚のつや、弾力性、または、弱酸性度を保つ作用があります。また、その抗酸化作用で、シミやソバカスの原因となる過酸化脂質の生成を抑制し、皮膚の新陳代謝を高め、老化を予防するという科学的裏付けがとられています。

乳酸菌エキスは、サラヴィオ美容液をさらに良い商品にする可能性が高いと考え、Saravio Life Science Center (SLSC) に乳酸菌化粧品研究足させました。 当チームでは、既に無数におよぶ乳酸菌を単離し、その培養にも成功しています。

それらの内、いくつかの菌株から抽出したエキスが皮膚の再生を促し、美肌を取り戻すというポジティブな結果が得られています。

温泉美容に温泉ヘルスケア、温泉コスメに温泉ヘアケア、、、 とにかく「温泉」にちなんだ製品づくりをしている弊社ですが、今回は、ほとんどの製品の主成分となっている、弊社独自の『温泉酵母』と『温泉藻類 RG92』について深堀してみたいと思います。

皆さんは「腸内フローラ」という言葉をご存知ですか？ 腸内フローラとは、腸内、特に小腸にいる「善玉菌」と「悪玉菌」のバランスを整えることが体全体の健康を導くというもので、自らの再生力を高める健康法として、テレビや雑誌などで注目されています。

実は私たちが開発している『温泉藻類 RG92』と『温泉酵母』の体に対する働きは、この腸内フローラの健康法と似ています。 まずはそれぞれの特長から、紐解いていきますね。

「RG92」とは温泉の中で生きている「藻」から抽出したエキスです。 昆布やワカメは海で生きている「藻」、温泉にも同じように「藻」が生きていて、地球誕生から今まで多くの藻が発見されています。

「RG92」は別府温泉で豊富に噴き出す源泉から、私たちが世界で初めて発見した新型の「藻」です。炎症や酸化、糖化といった老化の三大要因を抑えるほか、UVダメージや塩素ダメージをも緩和する稀な特長があります。

私たちが患うほとんどの病気は、なんらかの原因がトリガーとなって「炎症」が引き起こされます。 「炎症」が重なってくると「痛み」の症状がでたり、肌に関しては、「腫れ」「赤み」「痒み」といった分かりやすい形で現れてきます。

一方「酸化」は、体内の活性酸素が過剰に分泌される状態を言い、よく「体が錆びる」という言い方をされます。 活性酸素が過剰な状態は、正常な細胞の癌化や、体内を巡る神経や血流、リンパの流れなどが不全を起こし、健康リスクが高まります。

そして「糖化」は、体を作る基本的な栄養素「タンパク質」の組織が劣化した状態を言い、よく例えられるのがプリンの上にかかっているカラメルです。カラメルは砂糖を高温で熱したもので、タンパク質変性（糖化）を起こし茶褐色になります。 体内で糖化反応が活性化されると、糖尿病などの生活習慣病や、シワや肌の黒ずみといった、美容リスクが高まります。

このように、炎症・酸化・糖化は、体の中で悪さをする「悪玉菌」のような存在で、体の健康状態だけでなく、肌や髪の若々しさを邪魔するものです。

「RG92」は、この３つの“悪玉菌”をケチョンケチョンにやっつけて健康な状態を守る、言わば『体の防衛隊』のような働きをします。 腸内フローラに例えると、善玉菌に近いイメージです。 特に効果を発揮するのが炎症を抑える「抗炎症」という効果です。

藻類に限らず、自然界に存在する物質で「抗炎症」作用をもたらすものはありますが、炎症作用と抗炎症作用の二面性をもっているものが多い中で、「RG92」は抗炎症作用だけをもつ特殊な藻類という点が専門家を驚かせました。

「温泉酵母」とは温泉地帯で開発した酵母菌の一種です。 日本酒や納豆を作る原理と一緒で、コラーゲンなどを「発酵」によって抽出しています。 最近「発酵コスメ」「酵素化粧品」などを多く見かけられるようになりましたが、私たちは10年以上も前から独自の発酵技術で化粧品を作っています。

細胞のエネルギー源「ミトコンドリア」を増やし、細胞の生まれ変わりを早くする働きがあり、肌でいうと「ターンオーバー」の促進に繋がり、髪でいうと「育毛」に繋がってきます。

理科の授業で聞いた覚えがある「ミトコンドリア」。 皆さんは、体の中でミトコンドリアがどのような働きをしているかご存知ですか？

ミトコンドリアは、私たちの体を作っている60兆個からなる細胞のエネルギー源です。 つまり、ミトコンドリアが上手く生産されないと、健康な体作りはおろか、美肌にもならない、髪も生えてこないということです。

でも安心してください。 生きている以上、必ずミトコンドリアは生産され続けますので。

でも安心してください。 生きている以上、必ずミトコンドリアは生産され続けますので。

動きが早い方が多いと、それだけエネルギーを作り出す効率が上がりますから、結果、細胞の生産性があがり、タンパク質などの栄養素も早く運ぶことができます。 逆に、動きが鈍い方が多いと、全ての効率が悪くなり、健康リスクも美容リスクも高まってしまいます。 まるで腸内フローラの「善玉菌」と「悪玉菌」の関係です。

「温泉酵母」は、この動きの鈍いミトコンドリアを、動きの早いミトコンドリアにチェンジする働きをします。

細胞の生産サイクルが早まりますから、体全体の再生力が高まり、肌でいうとターンオーバーが促進されシミや黒ずみの軽減に、髪でいうと成長期への移行が早まり発毛促進や育毛に繋がります。

悪玉菌を善玉菌に変えるわけですから、体や美容にとって良い作用がたくさん働くということです。 体や肌を元気にさせる「攻め」型の効果をもたらし、温泉酵母もまた「善玉菌」の働きに近いイメージです。

温泉藻類「RG92」と「温泉酵母」は、腸内フローラもとい『温泉フローラ美容法』です。「RG92」は守り型、「温泉酵母」は攻め型、守りと攻めの両方で健康と美容をもたらす、温泉の良い効果だけを選りすぐったようないいとこどりの美容法なんです。

化学合成薬品を一切用いず、自然界に存在する物だけを使って開発した別府の温泉コスメは、皆さんが日々の暮らしの中で慣れ親しんでいる「藻」という食品、そして「発酵」という技術、私たちはそれを「温泉」の中で発見・開発し、確かな科学的根拠を研究した上で、皆さまにお届けしています。

体を健康に、そして肌や髪を元気に美しくしてくれる温泉藻類「RG92」と「温泉酵母」、少しは身近に感じていただけたでしょうか。

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  第3回では、薄毛の原因と温泉藻類による改善効果を紹介させて頂きました。ですが、やはり温泉の効果効能といえば、皮膚病や美容という印象が強いのではないでしょうか。今回は、温泉が持つ様々な効果のなかから、季節柄気になる「スキンケア」についてお話しします。

  Color+da（カラーダ）

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  作家の横森理香さんが「新湯治スタイルとして」、別府温泉各地を取材された記事が掲載されています。「アンチエイジングに効く温泉の藻の話を聞きにサラヴィオ化粧品へ」というタイトルで紹介されました。

  雑誌：MyAge 2017春号

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  2016年5月20日発刊の婦人画報「美しいキモノ 夏号」に、サラヴィオ化粧品の温泉酵素スキンケア・ヘアケアの温泉コスメラインナップが掲載されました。 　今回掲載された温泉コスメは、温泉藻類®RG92・温泉酵素配合の特別なエイジングケア化粧品「RG BEAUTE（ボーテ）」、ワンステップでお肌のハリや潤いを目覚めさせる「RG92 FGFオールインワンジェル」、日本全国の理美容サロンで支持されている「M1リペアリングシャンプー＆トリートメント」、髪と頭皮のエイジングポイントを解決する頭皮の美容液「キーエボ」の４つのカテゴリーからなるスキンケア・ヘアケアのフルラインナップが掲載されました！

  雑誌：婦人画報

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  細胞のさまざまな活動に必要なエネルギーを生み出しているミトコンドリア。それは、発毛や育毛についても例外ではありません。 発毛に関わるミトコンドリアは、毛根にある毛乳頭細胞内に存在しています。しかし、このミトコンドリアがうまく働けないと発毛に必要なエネルギーも作り出せません。

  雑誌：健康